次に「剪定バサミ」または「枝打ち鎌」を使って、取り木の剪定をする。
それぞれの枝を、手を広げた様に平たく薄く仕上げることにより、取り木内の蒸せ枯れを防ぎ、また、日光が全体に良く当たるようになるため良く茂り、取り木全体が強くなり、害虫もつきにくくなる。
剪定の仕方は、剪定バサミを使い、芽を丁寧に切除していく。また、枝が重なり合っているところは一枚に薄く仕上げる。
ポイントは取り木先の葺き芽を、必要が無い限りできるだけ切除する事。これにより、取り木の根本や全体に養分がいき、台杉をいつまでも良い状態に保て、いつでも立ち木を立てることができる。
注意点は、取り木先の芽を伸ばし立ち木にはしないこと!!
取り木の根本から徐々に芽がでなくなり、形が崩れ、新しい立ち木もできなくなる。